このにおいって
Thymus thymol
(タイム・チモール)
■ 今日のチャレンジ:タイムチモール・・・そしてレモン
こんなにおいがアロマセラピーのトリートメントで出てきたら、帰ります。
っていうくらい、強烈なにおいですねえ。しかもクローブみたいに、薬効成分がありそうなにおいなら、ちょっとは我慢もできそうだけど、このチモールは...。かわいい花を咲かせているのにね。
ケモタイプでもその他のリナロール、ゲラニオール、はもっとすっきりした甘みのある香りです。使い勝手もいいです、とくに風邪など気管支、呼吸器などの不快症状には。
筋肉痛にも、よく使われます。もっとも私はマジョラムかローズマリーのほうが使用頻度が高いのですが。
チモールタイプ初めてかいだときは、生臭い人間の体液みたいな感じを受けて、それ以来もうだめです。生臭い、っていうインプットがとれません。我ながらちっちゃいです。
ただそうとばかりも言っていられないので、強力といわれる殺菌力を試しました。
ちょうど昨夜から鼻風邪らしく、くしゃみも鼻の奥もうずうずしています。
つけました。
くっさーー。くさっ。
セラピストがこんなこといってちゃいかんとは思いますが、くさいものはくさい。
私が自分で使う場合、緊急の手当てのときにはキャリアオイルにまぜません。
直、です。今回は綿棒にわずかに精油をつけて、鼻の粘膜に。(これはやってはいけない見本みたいなものです。もしおやりになるのであれば、自己責任ですーっ)
強烈でした。ほどなく、たぶん鼻の一時的な嗅覚ショーックによるものか、くしゃみも鼻水も止まってしまいました。うう、根本的にはどうなのだろう。
本来、チモールタイプはフェノール、フェノールエーテルばかりでなくアルコールやモノテルペンも含まれているので、クローブほどの神経毒性はないはずです。タイム全般では呼吸器系、血液循環をよくして心身の傷を治し、出産時に使えば分娩を促すというすぐれものです。
結局、このにおいにはちょっとギブアップをしてしまい、レモンを足しました。
こまったときのレモンだのみ。私は苦手な精油の「におい消し」に、レモンやグレープフルーツ、サイプレスを使います。。。一番使うのはしかしユーカリレモンでして。
今回はユーカリのにおいもタイムチモールにバッティング(本当は香りの相性はいいのですが)する感じがしてレモン単品にしました。タイムチモールとレモン、、、殺菌効果ばっちり。
ほっ。レモンの香りに救われる。
すでに書きましたがトリートメントではあまり使いません。ですから吸入、芳香浴によって風邪やその他月経関連の不快(少量月経の方)や消化器系、泌尿器系の殺菌用として使うのがいいと思います。部屋の雑菌も消毒してくれるので、便利です。においが気にならなければ。
でもなんだかタイムチモールに打ち勝ちたい、、、あのにおいをいい香りとしてブレンドしたい。
・・・ただいま、かんがえちゅう。。。。