はからずも



■ PMSがなかった今月・・・

この1ヶ月というもの、お仕事以外で毎日強力に香りづけの日々を送ってきたのですが、
気づいてみるといつも恐怖のPMS症状が出ていませんでした...!

毎回、頭痛と腰痛、全身の熱感が生理前2週間継続してうんざりしています。

プロゲステロンは生理前1週間がもっとも分泌が多いので、ここでPMSのピークが来て終わってくれてもよさそうなもの、、、、と思うのですが。

プロゲステロンの分泌が、からだに水分を溜め込ませたり、その他もろもろの倦怠症状、あるときには深刻なPMS症状の原因のひとつだといわれています。

そんなPMS症状で、もっともひどいのが、イライラ!

なにしろ私、イライラするんです。

疲れやすくなっているので、ちょっとしたことで地雷発火になって、自分でもいやになっちゃう。
だるさは身体症状としてどうにか対症するにしても、このイライラだけはどうしようもない。

ところが、この1ヶ月の乱暴な?使い方のせいか、まったく感じずに過ぎ去りました。

一般的にPMSによいとされるのは、ご存知女性ホルモン様作用のある精油--- ゼラニウム、ローズ、クラリセージがよく知られています。

ブログ開始以来、風邪と倦怠感退治、覚醒のために使用する精油できていますが、そのなかでもサイプレスはかなりよいききめを発揮してくれていました。

しかし、PMSにも サイプレスはよい!のでした。

更年期、月経不順など、女性ホルモン・月経に関連する不調、にサイプレスはその威力を発揮するのです。
殺菌、収斂、 利尿や充血除去、また強壮作用のすぐれた精油としてとくにすぐれているサイプレスですが、交感神経のバランスをとる作用、女性生殖系のバランスをとる作用にもすぐれているんです。

つまり、私はこの作用によって、イライラが激減していたわけでした。
驚くくらいに心おだやか~な日々。というか、無意味にイライラするPMS症状は出ませんでした。

イライラには自覚があって、自己嫌悪がおまけでついてきます。今回、イライラがなかったことでおまけもなくてすみました。

からだの不調は、風邪と一緒になってしまったので感じなかったのかもしれないのですが、
この風邪や倦怠症状にもサイプレスやタイムがきいてくれたのは、すでに書き込みました。

Cupressus sempervirens (サイプレス)のsempervirensは「永遠に生きる」の意。
崇拝の対象にもなるくらい、朽ちない強い木の凝縮した命をまとっているのだと思うと、単純な私はそれだけでからだが強壮されているような気持ちになります。
<古代から植物の力を利用してきただけに、精油には植物にまつわる伝説や魔力のような力についての逸話など枚挙に暇がありませんね。>


モノテルペンが70-80%も含まれているので、刺激や強壮作用にすぐれているのは言うまでもないのですが、オレンジスイートやその他の柑橘系オイルに若干組成が似ています。もちろんオレンジなどはモノテルペンがさらに10%ほど多いので効果は違うのですが、その他の成分の組み合わせがちょっと似ています。(とくにオレンジ

オレンジや柑橘系の香りは神経内科などでも使われているところがあるくらい、鎮静効果が高いわけで、サイプレスにも主成分の組み合わせが似ているから、ひょっとすると鎮静効果も思っている以上にあるのではないかと実感した私です。

ま、ようは私がサイプレス好きということが大きいのかもしれませんが。。。

どの精油にどれだけの成分がかくれているか、知られていない部分まだたくさんありますし、
どの精油のどの成分がなにに効果があった、などどひとくくりにできない複雑さが精油にはあります。

植物ってなんてポテンシャルが高い!のでしょうか。

商売にはなかなかならないのが現状らしいですが、もっともっと大手の製薬会社や研究室が精油の研究を進めてほしいし、これがからだのもつ力の助けになってくれるように精油、古今東西ハーブなども一般の人が使えるように啓蒙してほしいな。って思います。

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