からだの要求



Myrrha (Commiphora myrrha/molmol) & Ginger (Gingiber officinale)

■ 香り、ツボ

よくよく感じるのは、生物のからだってよくできているなと。
人間を例にとっても、ふつうに生きているだけでどれだけの細胞が日々物質を生成し合成し、
からだのなかで作用してることか。

えらい、えらい、休みもせずにいつも動いてくれる。。。

だから私が、無意識に手の合谷のツボや、足の三里、頭の百会、目の太陽をいじっていたり
もんでいたりしたら、そこに体の調子の悪いところをケアしてというサインなのだと自身で納得します。

私はツボだけでなくてさらに、リンパ節も同時にさわっていたりするんですよね。
とくに腋のところと、前腕から肘にかけて。
これもこのあたりにリンパ液が停滞しているから、ちょっと刺激して流せ、ってからだが言っているんです。リンパは血管じゃないから、それ自体で収縮して液を動かすことができないものね。

香りについても、同様です。
そのときどきの体調と精神状態によって、何日も何日も同じ精油を使い続けたりします。
最近だと、サイプレス。
忙中、なんとか覚醒していないといけない、
でも体の免疫力があきらかに低下していて、鼻がむずむずしているような体調には特にばっちりです。
効能が症状によいというより、
その香りをどうしてもかぎたくなるわけです。

なので、このところはサイプレスブレンドばかり。レモン、フェンネル、フランキンセンス、ユーカリグロブルス;レモンジンジャーやパインも使用頻度はかなり高いです。

身に若干余裕があるとき、私はどちらかというとフローラル系で心の鎮静をはかります。ネロリ、ローズはもとより、甘めの香りがよくききます。落ち着きます。

しかしこのところ体に余裕がなく、上記のようなブレンドをするわけです。

からだが求めているのかな。でもそれはマッサージや香りにとどまらないですよね。大学研究室にいる知人や教授なんかは、そりゃもうしょっちゅう甘いものを食べてました。

細いからだに似合わず、なぜかばりばりお菓子を食べています。とくに研究論文締切り間近とか、研究で連日とまりとかになればなるほど、甘いものばかり。

からだが甘いものを要求しているんですよね。甘いものが疲れをとるとかといいますし、カカオには鎮痛さようだかがあると聞きました。人間の脳の唯一の栄養源はたしかにブドウ糖、つまりその状況下では甘いものは自然の摂理的に欲しくなるんでしょう、、、。

よくできてるなあ。。。。

今日の思いつきブレンドは、ジンジャーとミルラ。

体を温め、消化器系にとくによいとされるジンジャー、そして殺菌作用が強く体の停滞した液、粘液、の排泄を促してくれるミルラ。

タイムチモールでウイルスにカウンターパンチをくらわせてやりましたが、そうそう簡単に効くものでもありません。ここでさらにジンジャーとミルラを加えて、症状の緩和をしてみます。

ジンジャーとミルラ、トップノートは洞窟系のにおい。ただ、時間がたつとほんのり甘くなってきて、ちょっとした香水のベースにも使えるのではとか、勝手に思ってみたりして。

たとえば胃が「今日ちょっと疲れてるから、脂っこいものさけて」とか、喉が「溶連菌入ってきたから、体温めて早く寝て」とか言うわけじゃないから、自分自身がからだの出しているサインを読み取ってあげないといけないですよね。

からだは「なんとなくあれがほしい」くらいの微妙なレベルでしかサインを出したりしないから。。。。

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