Posts

Showing posts from October, 2011

研修の話がつづいてますが<(^v^)>

ここ続けざまに研修のことを書いていますが、、 今日もまた。 再び採卵、融解胚移植、ICSIの実際の作業現場に入り、見学。 治療をされている方は実際に何度か体験された方もいらっしゃると思います。 医療者にとっても、治療・施術を行う側から日々実施されているものですが、 不妊カウンセラー研修という立場から現場に入ることの意義を痛感しました。 妊娠したい側、妊娠してもらいたい側、 どちらも必死です! 研修している病院では採卵は麻酔します。意識もある静脈によるもの。 あの採卵、麻酔なしで行われているところもあるのですが、 ひょーーーーーーーっ(汗;;;;)という感じです。 「たまごちゃん、あなたの未来のママはこんな痛い思いをして、 成長したあなた(赤ちゃん)を授かろうと必死なんだよー」 という言葉をみんなにかけてあげたい!くらいです。 胚移植の際、子宮に戻す胚にはとくに細心の注意と集中力が必要で、 微細で精巧な技術を要するものを、 患者さんの負担のないようにと迅速に行っていく。 患者さんへの言葉がけの配慮を忘れない余裕ももちながら。 「移植が一番緊張する」というそのベテラン医師の言葉がしみます。 受精卵=胚の培養管理をする培養士のあの瞬時の判断とまったく無駄のない動き、 目にもとまらぬ速さでの処理、 もう芸術としかいいようのないもの 無精子症の方の動かない精子を(びっしりディッシュに埋まっているくらいの数!!) 検査でひとつひとつ顕微鏡でチェックしていく気の遠くなるような作業をし、 やっと見つけた有望株精子を、やはり同日に採取された卵に 入れていく・・・・見ている私はどのくらい息を止めていたでしょうか(苦笑) 「たまごちゃん、あなたを見つけてママのもとに行く助けをしたのが お医者さんや培養士さんたちだよ~~」 体外受精で生まれたことは、お子さんには言わないのかもしれないけれど、 見学している私は心でそうつぶやいてしまいました。 濃密な研修、 そのなかで心のケアと同時に医師のカルテに基づいて正確で的確に 情報と説明を提供する大先輩カウンセラーさん。 このカウンセラーさんを頼りにしている患者さんがどれほど多いか、 これまでのほん

不妊治療の現場_その1

不妊カウンセリングについて、10月からある総合病院の産婦人科で研修をしています。 これまでの座学とはまったく異なる実地での研修。 そうはいっても不妊カウンセラーとしては新人であり、ほぼ現場をじっと見学・観察している 感じですかね(笑) 場違い感をひしひし感じながらも、現場にいて研修できる願ってもないこの機会に 感謝しつつ、頭をフル回転させています。 採卵室、採取した卵子と精子を受精させ、 その受精卵は培養室で厳密に管理される。 培養室の電灯に紫外線は使わず、ほの暗い環境にしてあるのも、 子宮環境を意識してのこと。 なるほど~~!! アシステッド・ハッチングAHA(受精卵の殻<透明帯>を薄くして孵化<ハッチング>しやすくする処理) の際の赤外線レーザーの照射方法・・・ AHAにはさまざまな方法がありますし、病院によっても異なる手法で行うそうですが、 このMaxの精密さが要求される作業を見るだけで、 なんだか背中がぞわっとしてきました。 生命の最初の「成長」に、「ちょっとしたミス」がおよそ許されないわけで。 受精卵のフラグメントやコンパクションなど、講座や本でしか見なかった実物を モニターで見る--- カウンセリングの現場にも研修に入るのですが、 とにかく実地で勉強するというのはものすごいインパクトのあることですね(#*o*#)/ 子宮卵管造影検査は痛いし、採卵だって麻酔して行います。 いろんな努力を重ねて、ひとつのミラクル=妊娠にいたり、さらにミラクルで出産へと 導かれます。 患者さんの子供がほしいという気持ち、 子供さんを授けてあげたい、という医療者の努力、 その間にカウンセラーは存在します。 正確な情報提供と気持ちのケア、 先輩ベテランカウンセラーさんのカウンセリングに陪席を許されて 見学するにつけ、カウンセラーがどのくらい重要な役割かを改めて知りました。 クライアントさんが治療になにを求めているのか、 カウンセリングで本当はなにを知りたいのか、 医師の治療はどうことを意味しているのかを瞬時に理解しなくてはならないんですね。 そのベテランカウンセラーさんも、超多忙な日々の業務に加え現在でも生物学などを 大学で履修

10月からの研修!

10月になってしまいました・・・ 秋もいっきに押し寄せ、もう衣替えを完全にしても大丈夫そうです。 蒸暑さにかなり弱いと改めて知った今年、 秋の到来にちょっとほっとしています。 (*^=^*)~~☆☆ なかなかブログの更新ができないでいたのですが、 トリートメントルームのお仕事に加え、 アロマを教えることとか、原稿を書くことが少し増えました。 この10月からは、 ある総合病院で、不妊カウンセリングの研修をさせてもらえることになりました。 不妊カウンセラーは、 不妊治療の最新の医療情報を知っておく必要があり、 また医療者との橋渡しをするというコーディネーター的役割もあります。 心理的な側面をカウンセリングするのとは、また若干異なります。 私はアロマセラピストという、医療分野からは離れたところにいるので、 現場のことをもっと知っておかなくてはという切実な思いがありました。 病院で研修をしたい意向を快く聞き入れていただいた不妊カウンセラーのEさんは、 病院でのカウンセリング業務に10年も携わってこられた方で、 医師や看護師、患者さんからの信頼も相当厚い方。 総合病院の産婦人科での今のカウンセリング業務を1から築いた大ベテランです。 そのEさんに教えてもらいながら、週2回程度というペースで、研修をスタートさせます。 検査やその他の治療の部分での見学もあり、 能動的かつ積極的な気持ちでやっていかなければついていけないハードな研修です。 医療の現場をこの目で見られることは、大変貴重な経験となると思います。 最終的に自分に何ができるのか、まだまだ試行錯誤ですが、 数か月の研修中に、新たなものがつかめるといいなと思っています(’v’) 私はアロマセラピストとして、不妊治療におけるホリスティックなケアを目指して います。 妊娠も出産もミラクルの連続から成立しています。 そこに人的介在があったとしても、ミラクルには違いありません。 そのミラクルを待つには、 忍耐と努力、精神的、経済的な負担も強いらます。 医療的な部分ですべてうまくいかない場合もあります。 治療のなかで、からだのバランスを崩す方もいます。 また医療のサポートを積極的には受けたく