この震災で被災された方、そしてお子さんたちにとって、 どれだけの心身への負荷がかかってしまったか予想もできません。 昨日のブログでは、 今、傷ついて生死をかけて頑張っている人たちに「がんばって」とはとても言えないと書きました。 大人たちにとって、生傷から血が出ている最中に「歩きだせ」というのは酷な気がするのです。 でも、 子供はどうでしょうか。 心は深い傷を負ってしまいましたが、大人と違うところ、 それは回復力の速さです。 被災地の体育館で遊ぶ子供たちを映像で見ていると、 「今は本当につらいけど、がんばってね。私たち(大人も)も一緒にがんばるよ」と 言ってあげられるような気持ちになります。 もちろん、傷はずっと残り続けると思います。あれだけの災害です。 でもたとえば老年期で同じ災害にあったら、どうでしょう。 言葉すらかけるのも申し訳ないくらいになってしまいます。 それよりは現実的に行動して支えるほうが、安心してもらえる感じがします。 ある程度時間がたって、少しだけ傷口がふさがって、 ちょっとだけなら歩けそう、となったとき、「じゃあ、がんばって歩いてみようよ」と。 一方でまだ低学年くらいまでの子供は、相手の声のトーンなどに大きく反応したりしますよね? 他地域から応援メッセージで被災地に送られた明るい小学生の絵を見ると、 被災地の子供たちにもそれは心の薬になるのかもしれないと思いました。 ただし、それも人によって受け取り方は違うし、感性も異なるのでみんながそうだとは思えませんが、 少なくとも「言霊(ことだま)」は大切なものです。 「大丈夫だよ」そういって、 子供たちに明るい希望を与えてあげられたらと思います。 できることを一歩ずつ。