近所の植え込みにも、どこにでもなぜか咲いているつつじ。 でもよく見るとカラーバリエーション、 というかピンクのグラデーションが豊か。 回路樹の代わりのように植えてあるけれど 、咲くときにも集団での華やかさがあります。 桜や梅は、 花弁ひとつでもカメラ向きだけれど、 つつじは逆に花びらが大きいし、 枝、緑、おしべやめしべが目立つ感じがして、 ある意味、派手なのかしらん。。 でも私にとっては父との思い出の花のひとつ。 子供の頃、つつじの蜜が飲めることを教えてくれました。 音楽や英語が好きになったのは父の影響でしたが、 花はもっぱら生花をしていた母の領分でした。 なのに、クチナシのことやバラのこと、花の話を思い出すのは父の話してくれたこと。 不思議です。 父が他界した年齢にだいぶ近くなってきたのに。 ほんの少しだけすすってみた、昔の和みの記憶。 でもこの写真のつつじは、母が実家で咲いているのをまたまた持って来てくれたもの。 枝からとって花瓶に入れてしまうとなかなか咲かなかったのに、と見事に咲いた花瓶のつつじに驚いています。 息子が、 下校のときなどに、 つつじの蜜を吸って来ちゃった、と 話しているのを聞くと、 昔の記憶と合間って、 温かなものがじんわりと胸に染み入って来ます。 まだつぼみの多かったころのつつじ、かなり 薄めのピンク 咲いたわよ~!と言わんばかり 咲きほこるつつじ 花が大きいのに、葉がとてもこぢんまりしていて けっこう好きです、葉も。