ヒトを産むということ

なんとも普遍的で、当たり前に思えて、逆にそれがなくては
「異常」とも思われてしまうこと---妊娠・出産。

産みたくても、なかなか妊娠しない---経験してみないと、このつらさはわからないと思います。

そして幸い妊娠出産にいたることができたとしても、

つねに命の危険が伴うもの。

産婦人科での産後アロマケアをお手伝いしているのですが、

そのなかでのやりとりで、

このことをさらに痛感させられました。

その出産後間もないママは、生まれたばかりの赤ちゃんがNICUにいることを話し始めました。

普通は出産の疲れからか、マッサージ中はほとんどの方が眠ってしまいます。

でも、この方は別でした。
ずっと起きて、始終お話をしていたのです。
しゃべり続けていました。
本当に明るくて、くったくのない話し方で、逆にその方が気持ちのバランスを
一生懸命にとっているのだろうと感じざるを得ませんでした。

赤ちゃんは、ママの骨盤の状態と前回の出産の経験から医師が帝王切開で分娩と
決めらたのだそうです。

(私の知り合いで、「この日に産みたい」からという理由で帝王切開を自らお願いした人がいますが、最近の女性の社会的な(あるいは自己都合的な)理由からそういう方も増えています)

医師が決まった日程で、帝王切開するのは、
ちょっと聞くだけでは「出産につきまとう突発的な心配」が回避できたかに思えます。

ところが、
その方の赤ちゃんは、いきなり世の中に出されて空気を吸わされて
びっくりしたのでしょう、呼吸がうまくできないで生まれてしまったそうです。

もちろん日程をあらかじめ決めた帝王切開なので、赤ちゃんも呼吸はできる週数での分娩です。

それにもかかわらず、
赤ちゃんはチアノーゼ状態になり大学病院にひとり搬送されたとのこと。

本当に妊娠も出産も、母も児も命がけなんだということを
思い知らされます。

そしてこんなとてつもない局面でつねに緊張の糸を貼り続けて診察・治療をしている医師たちの
日常に思いを致すと、まったく想像を絶します。

妊娠することも、出産することも、
人間の本能だから当然だって片づけないでほしいな。

当たり前のことだと、思ってほしくないな。

大変なことです、両方とも。

私はそんななかで無力だけれど、ほんのちょっとだけ、気持ちの面でもお手伝いをしたい。。。。
そんな思いをさらに強くしました。

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