センキュウ―川芎など。香りを探して

友人がいろいろと身の回りが大変なことになってストレスが重なり

眠れなくなっているとのこと。

で、ブレンドオイルを作りました。



甘い香りよりは森林やハーバル系の香りが好きな彼女なので、

シソ系をメインにして、あとはベルガモット、レモン、リンデン、

それから川芎(センキュウ)を入れてみました。

かなりくせのある香りなので、ほんのわずか入れるのみ、1滴。


ハーバルの香りと合わせても、悪くない感じ。

ほんのちょっとだけティッシュに垂らして、枕元に。

香りが強いと目が覚めてしまいます、ほのかに香る程度。



彼女いわく、

「起きた時にほんのり香っているのもよかった」

とのこと。

寝つきはなんとかなったものの、

朝早くに目覚めてしまって、寝られないのだそうです。


ストレスだけでなく、ホルモンバランスでも眠りのパターンが変化してくるので、

年齢によっても睡眠の質はそのあおりを受けます。

大きなストレスがそれに拍車をかけているのかもしれません。





年を重ねるって、

からだの機能が低下してくることにぶつかりながら

乗り越えながら

悪いことも、素敵なこともたくさん経験が増えていくんですね・・・


頭ではわかっているけれど、

そういうことに直面したときには

「つらいなぁ」という頭の記録しかなかったりするけれど、

そのときを乗り越えたから

今があるんだよな、って思います。




ひさびさに使った川芎、

この川芎、なんとなくなつかしい香りです。

私には頭の奥のあたりで響く香りなんですね。

なんだろう、、。

いかにも漢方の香りがするこの精油。

なつかしいのは、かつて私が小さい頃に家で漢方薬を煮詰めていたのを

鼻が覚えていたからなのかもしれません。



ちなみに川芎は、


<注:ここから長い説明文/精油販売元のフィトアロマ研究所より引用>

川芎(センキュウ)精油の主要成分はリグスチリド(50.15%)、ブチリデンフタリド(20.65%) です。
(川芎(センキュウ)・芍薬(シュクヤク)根茎の芳香精油の成分分析より)
植物の二次代謝の酢酸-マロン酸経路で産生するフタリド類精油成分(リグスチリド、ブチリデンフタリド)には血管拡張作用や血小板凝集抑制作用があると言われている。
フタリド類精油成分の漢方精油
川芎(センキュウ)・学名:Ligusticum chuanxiong、科名:セリ科
精油成分:ブチリデンフタリド、リグスチリド、
当帰(トウキ)・学名:Angelica sinensis、科名:セリ科
精油成分:ブチリデンフタリド、リグスチリド
精油成分のブチリデンフタリド、リグスチリドとセンキウノリドの作用(漢方薬理学より)
鎮痙作用
川芎精油成分でフタリド類であるリグスチリド、ブチリデンフタリドはMagnus法などにより腸管、子宮の筋緊張を低下させる。
中枢性筋弛緩作用
リグスチリド、クニジリド、センキウノリドをラットに経口投与すると中枢性の筋弛緩作用を示す。
平滑筋増殖の抑制作用
リグスチリドやセンキウノリドなどのフタリド類はマウスの動脈の平滑筋細胞培養系において増殖を抑え、動脈硬化の予防の可能性を有する。
皮膚温上昇作用
川芎精油成分には皮膚刺激作用があり、浴用料として用いた場合、皮膚温の上昇、持続性に優れている。



とあります。

香りをどうブレンドするかが難しいところですが、

精油成分としてはかなり使えるのではと思います。

香りの好き嫌いが、ちょっとコンベンショナルな精油よりも多いとは

容易に想像できるわけですが(苦笑;)



これから、いつも頼まれている

「男性にもてる香水をつくってね」という女性のために2本ほど作ります。

60代の女性で、

お酒も強いし、凛とした、それでいて

おちゃめな感じの女性。

毎回違うニュアンスでのフェロモンを探しつつ、

私自身の香り探究も同時進行です。



香りの探究、こういうとカッコイイけれど、

好きな香りにただ包まれていたいだけ、、、なんです。

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