アトピー、乾燥肌のケア 2

私の自宅の浴室には窓も浴室乾燥機器もなく、

ドアを開放していても夏の時期には一日中じめっとしている感じです。

ところがそんな浴室でさえ、冬には数十分で「乾いている」んですよね。

これが人にも同じ程度で乾燥は起こっていると考えると

怖いくらいです。



前回、息子の肌のことでこれまで経験してきたことを書いたのですが、

アトピーがよくなる現在までの過程で

試して、調べて、学んだことはとても多かったと実感しています。

今の息子は、かゆみ、炎症の部分が年を経るにつれて

減ってきています。手の指の一か所だけにかゆみや炎症が、強く出たり、引っ込んだりするくらいで

すんでいます。

(その指、というのがしつこいんですけどね。。)


アトピーと診断されてからは、毎日のようにネットで情報を

探し、本を読んだり、さまざまなメルマガ、ブログで治療記録を書いている方に質問をしてみたりと

うろうろとしていました。


これらの情報は吟味しないといけないですが、

息子のからだに合うのか、合わないのか、

その方法が副作用を与えるのかそうでないのか、

実際に試してみないとなんとも言えないもどかしさがありました。

今となっては、試した経験値によって

ある程度勘が効くようにもなったかな、、、とは思います。

たとえなにか肌などにトラブルがなかったとしても、

母親はみなそうやって子供の調子を見て勉強していくのでしょうね。


経験や勘だけでなく、自然療法を長く志してきた一人として

極端な療法に目は向きませんでした。

いわゆるショック療法的なものということですが。。

からだはなんとかバランスをとろうとしています。

そのバランスの助けになる方向で進めていきたいと考えていました。


できるだけ自然に近いからだに副作用のないものを、とずっと思っていましたが、

それだけはやはり難しいことはすぐにわかりました。



ステロイド、アトピーの治療には必須アイテムですが、

誰も積極的に使いたいとは思わないでしょう。

口伝いに聞こえてくるのはステロイドの怖さばかり。(その当時は)

でも、息子がよくなった今は、ステロイドは使いようだと思っています。

症状やアトピーになってからの長さにもよるところは大きいと思うのですが、

子供であれば炎症が引くまでの集中的なステロイド使用は、

うちの子供限って言えば奏功しました。


薄く塗っていた(皮膚科医からそのような指導をされたので)半年間は、

実はあまり効いたという実感がもてませんでした。


息子がとってもよくなったな、と初めて実感が持てたのは、

1歳のときに紹介されたクリニックに行って

やはり強めのステロイドの含まれた処方塗り薬を使用したときです。



やめたらすぐに戻るかも、という不安はもちろんありました。



でもドクターは「いいですか、絶対に良くなりますからちゃんと厚めにきっちり塗ってください」と

半ば強制的な口調で、「いいですか、このくらい厚く、ですよ」と

べったりとご自分で処方したクリームを肌が全く見えなくなるまで

塗るのでした(=ム=;)


2週間後の診察で赤味が残っていたりすると

「ちゃんと塗ってませんでしたね」と喝を入れられることは数え切れず。

でも、「必ず治りますから」という一言に勇気づけられて

ステロイドはいやいやながら、ドクターの言葉を信じて

継続して塗り続けていましたね(;c;)

(ステロイドだけでなくワセリン他、ドクター独自の処方でした)

やみくもに信じていたわけではなく(失礼な話ですが)、

確実に炎症が治まっていくのがわかったので、継続できた次第ですが。



診察に行く回数は減り、

小学校に上がる前には1年に2,3回行けばすむようになりました。

今は行っていません。

(・・・でもその塗り薬があると、なんとなく気持ちが安定します、

これまでひどくはなっていないですが、「塗ればからだも気持ちも楽になる」という

お守りみたいなものです)



長くなりましたが、

ステロイドに対して否定的な本やネットでの書き込みは山のようにあります。

でも炎症があるときは、まず炎症を抑えることが大切、

ステロイドは無茶な使い方をしなければ

怖いことはないとも知りました。



あとは治まっている期間、

どれだけちゃんと保湿して薄くなって水分の少ない皮膚を守ってあげるか。

保湿剤を塗ってもすぐに乾燥するときがありますが、

こまめに塗るか、植物油*で膜みたいなものを作るのもよかったです。

(*植物油についてはアレルギー(たとえばアーモンド油、ホホバ油、小麦胚芽油など、

調べると個人個人のアレルゲンとかかわりのあるものもあるので注意が必要です)



市販のいわゆる「アトピー肌によい」とされているもので

これ効いたな、、と思ったものは残念ながらひとつもありませんでした。

医師の処方と自分なりに調べて、試していったもの、

あとは、そう

「笑い」です。


沈まずに、深く考えずに

「笑って」過ごすこと。


息子はアトピー以外にも、それぞれ別件で(‐ ‐;)3度入院しました。

私は元来あまり物思いに沈むタイプではないのですが、

何度も沈み、何度も深く深く沈んで考えて・・・

という時期を過ごしました。


おかげさまで、今彼は健康体ですが、

昔からよく笑う子なので、私は人として彼から何度も助けてもらった気がします。

笑う息子自身が、いちばん自分のことを治療していたのかもしれません。



笑うと「なにか」から解放されますよね。

強い乾燥肌が笑ってよくなるわけではないのですが、

からだのシステムのどこかが、

この笑いによってよい循環を作ることは研究でも報告されているところです。


すとーく当たりまえのことですが、

当たりまえが難しい!・・・・いわく


腹7分目、
(栄養的にも量的にも)良い食事、快眠、快便を心がけて、

炎症がひどくなってきたらドクター処方で集中ケア、
よくなってきたらべったり保湿


これを繰り返しているうちに

からだのもつ力が発揮できやすくなってくると思います。

大人はこれが難しいところですが、

子供のころには比較的親がコントロールしてあげやすいですね。




肌が「がさがさ」から「かさかさ」へ、
かさかさから、「かさっ」くらいになったら

べったり密封するような保湿から気持ちのよい保湿感、
たとえばジェルとか水ベースのもの、などもいいかもしれませんね。

アレルゲンさえチェックして問題がなければ
植物油はその間ずっと使ってよいので「保湿のお供」としてあってもいいかもしれません。


食事、食餌がとても大きな要素をもつことも

この体験からも実感しました。

それについてはまたブログに書いていこうと思います(^▽^)


アトピーのことを書いていると、

その時のことを思い出して、ついつい長くなってしまうんですよね(苦笑;)































それはやはり食餌、生活のリズムということがとても大きいのだということ。

とくに免疫をも左右するといわれる腸をきれいに保つこと。

甘いものをとりすぎない、

食事にしてもなににしても食べ過ぎない、

冷たいものをとり過ぎない、

生活のリズム、

あとはかゆみがひどくなってきたときは

ちゃんとステロイドをしっかり塗ること。

ステロイドがなくてもすむ期間にちゃんとしっかりと保湿を続けること

食事に関しては、子供のからだの体質、アレルギー源を考慮し、

消化器に負担のないもの(=食べ過ぎ、過度の糖分、偏った栄養などは×)

これが腸の環境をよくしたら、

ひいては免疫システムにもよい影響を与える・・・

これはアトピーを体験されて克服した方(成人)のメルマガから

学び、実践しているものです。

また、

Popular posts from this blog

つつじ

ホワイトセージ・・・呼吸も気持ちもすっきり

やればやるほど・・・